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っかしいなぁ…。 [なのはss 短編(なのフェイ)]

こんなはずではなかったのに…。
もうちょっとこう、何かあったはず。終わり方が!!

なんでこうなったんだろう…。

あ、甘い。胸焼けする…。---------------------------------------------------------

「………。」
目の前の惨状を見てフェイトは言葉を失った。
「…な、な。」
フェイトの目の前には黒い物体。
いや、本来黒くて正解なのだがこんな香りはしない。

こんな

こんな


焦げ臭い匂いは…。

出来上がったモノが衝撃過ぎてガックリと肩を落としてうなだれて
じわっ。
っと不覚にも泣きそうになった。
「なんで…。」
甘くておいしいチョコレートを作るはずだったのに。
なのはにおいしいって笑って食べてもらうはずだったのに…。

【バレンタインデー】

どこかのお菓子会社の陰謀により、この第97管理外世界 通称:地球では2月14日は女の子が大切な人にチョコレートを贈る特別な日となっていた。
いわゆる「バレンタインデー」である。

背後で扉の開く音が聞こえて、台所の床にショックで座り込んでいたフェイトが飛び跳ねる様に立ち上がって時計を見る。
(なんで!なのは。まだ帰ってくる時間じゃないはずなのに。)
「ただいまぁ~。」
フェイトの焦りをよそに、高町なのはのそんな呑気な声が聞こえてきた。
「ありゃ?フェイトちゃーん?」
がちゃがちゃと慌てて台所を片付けながら、フェイトの背中にはあぶら汗がものすごい勢いで流れて行く。
「あ、なーんだ。ここにいたんだ。」
フェイトを見つけてなのはは嬉しそうにふにゃりと笑った。と、その笑みが何かに気づいた様に少しだけ歪んだ。
「あれ?こげ、くさい?」
「っ!!!」
声にならない声をあげてフェイトは固まる
「フェイトちゃん、何かお料理中だった?」
油を挿して貰えなくなった錆びたロボットのみたいに今にもギギギっと音がしそうなほど、ぎこちない仕草でフェイトはなのはの方に顔だけ向けた。
「え、え~~っと…。」
目はあらぬ方を向いている。
「?」
なのははフェイトに近寄ってくる。
「フェイトちゃ~ん?」
小首を傾げて、じいっとフェイトを見るなのは。その視線にだんだん耐えられなくなってゆくフェイト。
そんな探偵と追い詰められたが口を割らない犯人の様な何処かの3流ドラマ的展開。

「…。」
「じいっ。」
「…。」
「じいっ。」
「…う。うう。」

なのはの視線に根負けしたのはやっぱりフェイト。真っ赤にした顔を隠すように俯いて。
「あ、あの、ね。な、のはに、食べてもらおうと、した、チョコ…し、失敗、しっちゃ…た…。」
「チョコ?」
フェイトが体で隠しているキッチンの向こう側に、黒い物体。それを見て、なのはは「ああ。」と微笑を浮かべる。それはそれは嬉しそうに。
「なーんだ。」
「ご、ごめんね。」
「ううん。嬉しいよ。とっても。」
フェイトの目の前にはなのはの笑顔。
「でも…。」
「私のためでしょ?」
「うん。」
「だったらすごくうれしい。」
「なのは。」
「まだ、材料残ってるよね?」
「え?」
なのははシンクの上に置かれた材料を見て言う。
「うん。多分。」
「じゃあ、一緒に作ろう?」
「なのは。」
フェイトが顔を上げると、もう一度なのはが笑った。
「やっと笑ってくれた。」
「あ…。」
抱きしめたフェイトの体はちょっとほろ苦い様な香りがしていた。

「それにしても珍しいね、フェイトちゃんが失敗するなんて。」
「うん。多分予熱が――。」


おわり。
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フェイトさんは完璧に見えて絶対どっか抜けてる。
そこが、可愛いと思います。

料理はフェイトさんよりなのはさんの方が腕前は上な気がするのは
私だけですかね?

かく言う私も、昔、チョコを直火で溶かして思いっきり焦がしました(汗)
チョコって意外と扱い難いんだぜ!

みんな、チョコを溶かすときは湯煎するんだよ。
(え?言われなくても知ってる?そーですよね。書いてあるもんね説明書きにwww)
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